97'静岡県研究開発功労賞受賞
新しいパイル織を開発しました

特許第3045978号
浴用タオルおよびその製造方法

賞状代表取締役、松下満彦

新パイル織り 従来のタオルは、ループを保持する為に地組織の目を詰める必要がありますので、重量が重くなってしまいますが、 当社の開発したカラミ織りでループを保持する方法ですと、メッシュ状になり、ふっくらとした重量の軽いタオルに仕上がります。 シースルーで目付が軽く従来のタオルのイメージを一新するもので、とくに“ボディーウォッシュタオル”において「革新的な物」との評価をいただいております。

開発意図
従来パイル織物というとコーデュロイや別珍に代表される緯糸でパイルを形成するよこパイル織物、あるいはビロードやタオルのように経糸でパイルを形成するたてパイル織物がありますが、いずれもパイル糸を保持するための地組織を持っています。地組織としては平織、綾織、畝織などが用いられますが、パイル糸を保持するために糸密度を高める必要があります。 そのため従来のタオルをボディウォッシュ用として使おうとする場合、水分を含みすぎボテッとした感じとなり、石鹸の泡立ちも、もうひとつの感がありました。そこで糸密度を低くでき、軽量化が可能なカラミ織りでパイルループを持った浴用タオルが出来ないかと考え、今回の発明に至りました。

その原理
では、ここで簡単にその原理の紹介をしましょう。
まず、収縮する糸と、収縮しない糸を撚り合わせて緯糸とし、それをカラミ織りで織ります。
この生地に熱を加えるなり、水に浸けるなどして収縮する糸を収縮させます。 そうすると収縮しない糸はどうなるでしょう?行き場所が無くなり、たわみが出ますよね、これが原理です。
この効果は経糸と経糸との間隔の広い方がより有効となります。しかし普通の織り方では糸密度を低くしようとすると糸がずれてしまうのであまり密度を低くできません。カラミ織りですと2本の経糸が搦んで緯糸をしっかりと止めていますので、密度の低い織物が可能となり、この効果が充分に発揮されるのです。

収縮前収縮前
収縮後
収縮後


当社オリジナル「搦み縮れ織り」にも応用されています。
この技術により新しい織物「搦み縮れ織り」が生まれました。 今までにないテキスタイルイメージにファッション関係者も大いに関心を寄せている織物です。 搦み縮れ織り

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